弊社は2018年11月、「株式会社 先端総合開発研究所」として発足しました。代表は長年にわたり、政府研究機関(シンクタンク)や大学において、海外諸国(特にASEANや欧米)における情報通信に関する政策、法令調査、業界の経営戦略の動向を調査してまいりました。

現代はIT(情報技術)からAI(人工知能)に至るまで、日々技術環境の変化の早い時代の中にあり、そこからどのようなものが生まれ、何のために活用され、それにより人間にどんな恩恵をもたらすのか目が離せない状況にあります。

弊社は、海外での実体験からスマートビジネス(IT, ICT, IoT, AIなど)を都市部のみならず、地方部との連結によって多様な生活基盤の向上につなげたいと考えています。

現在の先端技術をどのように用いれば都市部と地方部の活性化につながるのか、実体験を通してそのようなまちづくり(Smart City)を弊社と皆様でアイデアを共有し、関係主体に提案していきたいと考えます。

特に遠隔医療/オンライン医療(Smart Medicine)や付随する事業への開発商材の普及支援には力を注いで参ります。また、新しい時代の労働環境、いわば「在宅勤務(テレワーク)=Smart Working」のあり方も模索していきたいと考えます。単に技術モデルの提案ではなく、それを妨げる従来からの規制や慣習においても見直しが必要な場合には関係機関へ働きかけを行っていきます。

特に最近は高度先端商材の利活用が都市部に偏在する傾向にあり、地方や過疎地においてはあらゆる側面において技術・サービスとも遅れが目立ち、「生活の質的格差」が生まれています。場合によっては人間の生命や将来に影響をもたらすことがないとも限りません。

また具体例の一部として、専門医の都市部偏在の解消に向けた課題があります。特に難病に対応できる専門医が数少ない診療科目において、専門医の全国ネットワーク支援システム基盤づくりに取り組み、医療関係者や患者様の利益に寄与できればと考えております。

最後に弊社は学術研究を行うことも重要な任務であります。現代社会が抱える様々な課題に対し情報手段を用いていかに解決するのか、といった視点から追究する活動を行います。この活動は自主研究、受託研究のほか大学や各種研究機関、団体等と連携しつつ重要な今日のテーマについて調査・分析を行うことも大きな使命でもあります。

その他、独自の経験や取材を通して見えてきたものなどについて、「執筆や講演」等により弊社の基幹事業を発表していく所存です。

そのためにも様々なコンサルティング事業を通じて、お客様の良きパートナーとなることが最大の目標です。

どうぞみなさまのご愛顧を賜りますようよろしくお願いいたします。

(代表略歴)

坂部 望 / SAKABE NOZOMU

先端法域研究者。情報ビジネスコンサルタント。

北海道稚内市出身。

横浜国立大学大学院国際経済法学研究科修士課程修了。修士(法学)

政府系シンクタンク研究員、大学教員(情報法・知的財産法・医事法)などを経て独立。

1997年、ASEAN(東南アジア諸国連合)の情報通信プロジェクトに参加。1996年現地の首相直轄のもとで、マレーシア・マルチメディア・スーパーコリドー計画(Multimedia Super Corridor: MSC)を法政策の分野で支援。Smart School構想(ICTによる遠隔教育)、Telemedicine, Telecare(情報医療・情報健康支援)等に深く関与。

欧米、ASEANの通信・放送、インターネットをはじめとするサイバースペース・コミュニケーション関係法学、さらに情報手段を活用した教育や医療関係分野の法政策を研究。海外との共同調査研究も多い。著書・法令翻訳・学術論文多数。